「夏休み砂浜開放」日替わりワークショップ

この夏、砂浜をイメージしたスペース「みなとコモンズ」が、表現の海辺になります!
アーティストによるダンスや音楽、レゴブロックの日替わりワークショップを実施します。
からだを動かしたり、音に耳をすませたり、手を使って考えたり。続けて参加するのもよし、一日だけふらっと立ち寄るのも大歓迎。生活のそばに「アート」や「表現」がある楽しさを、ぜひ体験しに来てください!
ワークショップへの参加⽅法
ワークショップの内容をご確認のうえ、以下にある「お申込み期間とお申し込みフォームリンク」に記載のリンク、もしくは、お電話(みなと芸術センター開館準備室:03-6809-3631)からお申し込みください。
※参加受付は終了しております
対象 | 小学生以上18歳以下 (一部プログラムは、対象年齢を設けています。本ページに記載している各ワークショップの詳細でご確認ください。) |
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費用 | 無料 |
使用言語 | 主に日本語を使用します。 |
会場 | 旧三田図書館3階「みなとコモンズ」、地下1階 (〒108-0014 東京都港区芝5丁目28−4) |
お申込み期間 | ※参加受付は終了いたしました 第一次募集:7月14日(月曜日)14時から7月28日(月曜日)23時59分まで第二次募集(対象:8月18日(月曜日)以降のワークショップのみ):8月5日(火曜日)14時から8月13日(水曜日)23時59分まで |
ご応募にあたっての注意事項
・小学生の方は、必ず保護者の方と一緒にご応募ください。
・応募および参加にあたり保護者の同意が必要です(参加時に同意書のご提出をお願いいたします)。
・お申し込みの際は、「個人情報の取扱いについて」(外部リンク)をご確認いただき、同意のうえでお申し込みください。
・1回のご応募につき、1名のみの受付となります。ご家族やご友人など複数名で応募される場合は、必ずおひとりずつ別々にお申し込みください。
・各回のワークショップは、それぞれ一回完結型のプログラムです。
・ダンスおよび音楽のワークショップには複数回の参加が可能ですが、レゴブロックのワークショップはおひとり様1回限りとさせていただきます。
・応募者多数の場合は抽選となります(※港区在住・在学の方を優先)。
・先着順ではございません。
・定員に空きがある場合は、当日の参加も可能です(当日ご参加の場合も、保護者の同意書が必要になります)。
◎ダンス
アーティスト:おかだゆみ
幼少期よりクラシックバレエを習い、中高で創作ダンス部に入ったことを機に振付を始める。10代後半よりコンテンポラリーダンスを学び、現在の身体表現につながる。
日本大学芸術学部演劇学科洋舞コース卒業。現在は東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻に在籍している。
舞台作品の演出・振付を行ったり、演劇祭や地域の芸術祭にて人々と関わるパフォーマンス作品を展開している。YDC2024コンペティションⅡにてアーキタンツ・アーティスト・サポート賞を受賞。
また、自身もパフォーマーとして様々な演出家・振付家の作品に出演している。

おかださんからのコメント
⾒えるもの、聞こえるもの、感じていることは全て⾝体を通して認識しています。あたりまえのようで不思議なものです。⾃分の⾝体には知らないことが意外とたくさん詰まっています。いつもどうやって⾝体を動かしていますか? ⾝体がどういう形をしているか知っていますか? ⾝体をいつもと少しだけ違う使い⽅をしてみると新しい発⾒があります。絵を描いたり⼯作するのが得意でなくても、歌を歌うのが得意でなくても、ダンスが苦⼿でも⼤丈夫です。私⾃⾝、何かを作り出すのが昔から不得意です。でも、⾃分の⾝体があるだけで特別なことをしなくても何かが⽣み出されます。
「いつのまにか作り出していた」
その⾯⽩さを⼀緒に経験していきましょう。
①「からだをほぐそう」(30 分)
宿題も勉強もゲームも一旦忘れて、夏の暑さで疲れた体をひたすらほぐしていきましょう!
30分間、床を使って体をほぐしていきます。おかださんの動きを見ながら、自分の手で体にふれ、体の輪郭をたどってみましょう。
日程:8月4日(月曜日)11時から11時30分/8月21日(木)11時から11時30分
各回定員:10名

②「これってもしかしてダンス?」(30 分)

みなとコモンズにある砂浜の傾斜を使って、いろいろな滑り方に挑戦してみましょう!
体のさまざまな部分で滑ることで、新しい動きを発見していきます。滑って戻るというシンプルな動きをベースに、参加者一人ひとりが、自分だけのオリジナルな動きをつくります。できあがった動きは、他の人と交換してみることも。何度もくり返していくと、「いつのまにかダンスになっていた」という体験が待っています。
日程:8月5日(火曜日)11時から11時30分/8月25日(月曜日)11時から11時30分
各回定員:7名
③「からだでデコレーション」(45分)
手のひらやひじ、足など自分の体のパーツを布やダンボールに型取り、それを切って貼って、部屋のあちこちに飾ってみましょう!
福笑いのように組み合わせたり、パーツを点在させたりしながら、自分の体を壁や床に引き伸ばして、空間に広げていきます。
日程:8月4日(月曜日)15時30分から16時15分
/8月19日(火曜日)11時から11時45分
各回定員:7名

④「文字から動きを作ってみよう」(30分)

文字の形や音に注目して、自分だけの動きをつくってみよう!
自分の名前や好きな言葉を、書いて観察して、音にしてみることで、文字の特徴を探してみます。一文字ずつ形や音のニュアンスをヒントにポーズをつくり、つなげていくことで、オリジナルの動きが生まれます。
日程:8月7日(木曜日)11時から11時30分/
8月19日(火曜日)15時30分から16時
各回定員:6名
⑤「写真コマ撮りダンス」(45分)

物を少しずつ動かして連続で写真を撮り、まるでダンスをしているような動きを作ってみよう!
お気に入りの場所や物を使って、コマ撮りで不思議な映像を生み出します。完成した作品は、最後にみんなで共有します。
日程:8月7日(木曜日)15時30分から16時15分
/8月28日(木曜日)11時から11時45分
各回定員:6名
⑥「謎の指示書」(30分)
1人ずつ渡された指示書にしたがって行動してみよう!
内容は人それぞれ。普段気にしていない物や人が視界に入ってきて、思わぬ出会いが待っているかもしれません。指示に導かれて、時にダンスのような所作が生まれることも。ダンスの振付とは、実は日常動作の指示から始まります。体を使った自然なコミュニケーションを楽しんでみましょう。
日程:8月25日(月曜日)15時30分から16時
定員:6名

【高校生(16歳以上18歳以下)向け】 ⑦「写真を再現する」(1時間30分)
街で撮った写真をもとに、その情景をからだで再現し、日常に潜む動きをつなぎ合わせて立体的な表現に立ち上げていくワークショップ。
外に出て街の風景を3枚撮影したあと、写真の中にいる人や物の配置・動きを読み取り、シーンをつくります。3シーンを繋げてみると、室内に街中が浮かび上がります。シーンの順番やスピードを変えてみたり、演出的行為にも接続していきます。
日程:8月21日(木曜日)14時から15時30分
定員:6名
対象:高校生(16歳以上18歳以下)

◎音楽
アーティスト:小栗舞花
音楽大学で現代音楽を学ぶ傍ら、人と音を介して関わる場に惹かれ、音楽療法における即興的実践など、身体の内側から生まれる音楽に関心を寄せるようになる。以降、人が楽器や音と関わる原初的な営みそのものを音楽として立ち上げる作品を、自身の美学にもとづき創作している。作品は、アンサンブル・ノマド定期演奏会で取り上げられるほか、ヴァイオリニストの加藤綾子氏への新作提供など、その独創的なアプローチが注目を集めている。
国立音楽大学作曲科首席卒業、同修士課程修了。第11回JFC作曲賞受賞。松井周の標本室第3期所属。近年は「だれかと共に作る」ときに起こる創造性に関心があり、様々な表現者と即興や共作の活動を展開している。(「共作プロジェクト緒」を作曲家の山田奈直と共同主催。共創ユニット「矢野かおる」メンバー。)

小栗さんからのコメント
わたしは子どものころ、あまりおしゃべりが得意ではありませんでした。なにを話したらいいのかなぁと困ってしまうからです。でも声を出すのは好きでした。楽器も好きでした。音を出すのが楽しかったのです。そして、音を出していたら友だちができて、一緒に音で遊ぶようになりました。
ワークショップやイベントでは、そんな音遊びの時間をみんなで過ごしましょう。わたしは、音が鳴るものをいっぱい持っていきます。
「演奏」というと曲をしっかりさらわなきゃと思うかもしれないけれど、わたしはこういう音遊びもとっても素敵な演奏だと考えています。音楽が好きな方も普段聴かない方もぜひ気軽にご参加ください。一体どんな音楽が生まれてしまうのでしょう。楽しみにしています!
その面白さを一緒に経験していきましょう。
①「なんでも音楽になっちゃう部屋」(1時間30分)

世の中にある音楽と呼ばれているものと、普段過ごしている時間が変なかたちで結びついちゃう ワークショップです。
「鼻歌」「びんぼうゆすり」「読書」「昼寝」など、家でのんびり過ごすときの何気ない動きや音をヒントに、音楽をつくっていきます。まずは「ふだん家で何してる?」という対話から始まり、自分や他の人の「過ごし方」がどれくらい“音楽っぽい”かを考えます。次に、小栗さんの動きに音で反応するゲームを行い、最後は参加者自身の動きを小栗さんが音楽に変えていきます。
共同制作者:原塁(音楽・音響文化研究)/石橋鼓太郎(アートマネジメント、音楽研究)
日程:8月6日(水曜日)11時から12時30分/
8月27日(水曜日)15時から16時30分
各回定員:10名
【小学生向け】 ②「ことばのない世界であそぼう」(30分)

地面から生えたふしぎな竹に耳を近づけてみると、いろいろな音が聞こえてきます。その音を聞いて、どんな楽器が似ているかな? と考えながら、自分で楽器を選び、音の真似をしてみましょう。
最後は、一人ずつお気に入りの音を披露し、みんなでその音の真似をしてみます。音の「音程」ではなく、「表情」に注目して楽しむワークショップです。
日程:8月5日(火曜日)15時から15時30分/
8月18日(月曜日)11時から11時30分
各回定員:5名
対象:小学生
【中高生(13歳以上18歳以下)向け】 ③「言葉のない世界で出会おう」(1時間30分)

喋れるようになる前、わたしたちはどうやって世界と関わっていたでしょう? 音具(演奏を目的としていないが、音が出る道具)を使って、音楽の源に触れていきます。
地面から生えた竹に耳をあてて、不思議な音をきいてみます。次に音具を使って、いくつかの指示とともに、音を鳴らします。音をきくこと、鳴らすこと、没頭することで、あなたの中にある「おんがく」が更新される体験になります。
日程:8月29日(金曜日)15時から16時30分
定員:10名
対象:中学生以上(13歳以上18歳以下)
◎ダンス×音楽
アーティスト:おかだゆみ、小栗舞花
①「音色キャッチボール」(1時間)

好きな楽器を鳴らして、音を投げる! キャッチする!
最後は、楽器を手放して、体を使って音のキャッチボールをしてみましょう。
「音を放つ体」と「音を受け取る体」で遊ぶワークショップです。相手が鳴らす楽器の音の質感、スピード感、音の高低をききとって、その音が手元に来たときに、体や楽器を使ってキャッチします。楽器と楽器→楽器と体→体と体と変化させながら、音のキャッチボールを楽しみましょう。
日程:8月8日(金曜日)15時から16時
定員:8名
②「楽器、かもしれない」(1時間)

見たことのある楽器、もしも初めて見つけたら…?
みなさんのイメージをもとに、からだの動きから楽器と出会い直すワークショップ。
楽器を「はじめて出会うモノ」として見つめなおしてみます。見つめなおした時に出てくるイメージを、何かにたとえたり、感覚を言葉に表したりしながら、言葉から動作を導き、その動きで楽器を奏でてみます。
日程:8月22日(金曜日)15時から16時
定員:12名
◎レゴブロック
アーティスト:三井淳平
1987年生まれ。2005年、TV番組の「レゴブロック王選手権」準優勝で注目を浴びる。東京大学在学中、「東大レゴ部」を創部。2010年、レゴブロックを素材とした作品制作や課外活動における社会貢献が認められ、「東京大学総長賞」を個人受賞。2011年、レゴ認定プロビルダーに最年少で選出される。2015年、レゴ作品制作を事業とする三井ブリックスタジオを創業。2023年にはボストン美術館で作品が展示される。
2025年から東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻・修士課程在籍。

三井さんからのコメント
今度、港区に新しい劇場ができると聞いて、どんなものができるか想像してみました。きっと舞台があって何か劇を演じている人がいるでしょう。でもそれだけでは劇場というには物足りないなと思いました。建物があったり小道具があったり、また客席があってお客さんがたくさんいたり・・・。劇場に必要なものをみんなでアイデアを出し合えば、みんなのオリジナルの劇場が作れるかもしれません。「これがあれば劇場っぽいなあ」とか「これが劇場にあれば面白いかも?」とか、自由な発想でみなさんと「劇場」を作ってみたいと思います。
「レゴ®ブロックで「劇場」を作ってみよう」(90分)
「劇場」と聞いて何を思い浮かべますか?みんなで色々アイデアを出しながら、みんなの考える劇場をレゴブロックで作ってみましょう。
日程:
8月20日(水)①10時30分から12時/②14時から15時30分
8月26日(火)③10時30分から12時/④14時から15時30分
各回定員:30名
対象:①、②、③:小学生のみ ④:中学生以上18歳以下のみ
※レゴブロックのワークショップは、おひとり様1回限りのご参加になります。



◎その他イベント(下記のイベントは予約不要です)
【パフォーマンス発表】
アーティスト、おかだゆみが手がけるダンスパフォーマンスを開催。コンテンポラリーダンスや即興パフォーマンスを鑑賞できる機会です。
日程:8月27日(水曜日)11時から11時30分

【ことばのない、おとのへや】

言葉を使わず、音と過ごしたり、遊んだりできる部屋。音の出るものにそっと触れてみたり、誰かの音に耳をすませてみたり。ときには、思いがけずセッションが始まることもあるかもしれません。年齢を問わず、ひとりでも安心して過ごせる音のスペースが不定期に出現します。
日程:期間中複数回、不定期実施
全体カレンダー
おかださん、小栗さんはワークショップ以外の時間にも「みなとコモンズ」に滞在する予定です。

運営体制
主催:港区
企画制作/問合せ先:みなと芸術センター開館準備室 03-6809-3631(平日9時30分から17時)