「みなとアクティブ・オーディエンス・コミュニティ」メンバー募集!!
「港区立みなと芸術センター」の開館に先駆けて、区内中心に行われている舞台やアートの体験を共有し、多角的な視点でより深く文化芸術を楽しむための、「みなとアクティブ・オーディエンス・コミュニティ」のメンバーを募集します。
みなとアクティブ・オーディエンス・コミュニティとは?
舞台芸術を集団で訪れ、その経験や感想を創造的に語り合う、観客同士のゆるやかなコミュニティです。毎回の鑑賞前後、ナビゲーターも交えて感想や情報を共有する交流会を行います。鑑賞体験を深掘りすることで、未来の劇場や芸術について語る、独自の視点や言語を育てていきます。
コミュニティの活動内容
1.メンバーと共に作品を鑑賞する
区内はもちろん、都内近郊で開催されている舞台芸術を中心に、グループで足を運び、鑑賞します。
2.鑑賞体験の共有
鑑賞前後に交流会を実施し、作品の解説トークのほか、それぞれの体験や感想について、他の参加者やナビゲーターと対話を通じて共有します。そのプロセスの中で、作品の文化的・歴史的背景も紐解きながら、多角的な視点を持ち、自身の感想を深堀りできるようになるための手がかりを見つけていきます。
*活動回によってはオンラインにて交流会を実施する場合があります。
ナビゲーター
山本浩貴/相馬千秋
山本浩貴(やまもと・ひろき)
1992年生まれ。制作集団・出版版元・デザイン事務所「いぬのせなか座」主宰。小説や詩歌の執筆、芸術全般の批評、書籍や印刷物のデザイン・編集・出版、ダンスや演劇といった上演作品のドラマトゥルク・演出などを通じて、現代における表現と生のあいだの関係の可能性を検討・提示している。主な小説に「無断と土」(『異常論文』(樋口 恭介編、早川書房、2021年)『ベストSF2022』(大森望編、竹書房、2022年))。批評に『新たな距離』(フィルムアート社、2024年)。デザインに『クイック・ジャパン』(159-167号、太田出版、2022-23年)、吉田恭大『光と私語』(いぬのせなか座、2024年)。企画・編集に『早稲田文学 特集=ホラーのリアリティ』(筑摩書房、2021年)。演出に『インポッシブル・ギャグ』(松原俊太郎作、2025年11月)。現在『SFマガジン』にて小説「親さと空」連載中。

山本浩貴からコミュニティメンバーへメッセージ
上演を観るのは楽しい。誰かとわいわい感想を言いあったらもっと楽しい。わからないことも素直に共有して、帰ってひとりで振り返る。思ったより自分っていろんなことを見てたんだな!そんなふうに感じられる会にしたいです。
相馬千秋(そうま・ちあき)/みなと芸術センター開館準備室プログラム・ディレクター
アートプロデューサー、キュレーター。NPO 法人芸術公社代表理事。演劇やパフォーマン スを軸に、現代美術、社会関与型アート、VR/AR テクノロジーを用いた作品など、領域横断的なキュレーション、プロデュースを行う。フェスティバル/トーキョー初代プログラ ム・ディレクター(2009-2013)、あいちトリエンナーレ 2019 および国際芸術祭あいち 2022 パフォーミングアーツ部門キュレーター、シアターコモンスズ実行委員長兼ディレ クター(2017 年〜現在)など。2023 年には非西洋圏出身者として初めてドイツの世界演劇祭テアター・デア・ヴェルトのプログラム・ディレクター(芸術監督)を務めた。2015 年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章、2021 年芸術選奨文部科学大臣新人賞 (芸術振興部門)。2021 年より東京藝術大学大学院美術研究科准教授。

相馬千秋からコミュニティメンバーへメッセージ
私は実は、舞台を見るよりも観客席を見るのが好きだったりします。劇場と観客席の関係をどれだけ創造的に活性化・更新できるか。このアクティブ・オーディエンス・コミュニティは、その実験と実践の場となるでしょう。
| 活動日 | 第1回:11月20日(木曜日) 第2回:11月30日(日曜日) 第3回:12月13日(土曜日) 第4回:令和8年1月16日(金曜日) 第5回:令和8年2月14日(土曜日) 第6回:令和8年3月1日(日曜日) 第7回:令和8年3月7日(土曜日) |
|---|---|
| 時間 | 第1回:18時から19時30分 第2回:10時から18時 第3回:14時30分から20時 第4回:17時から21時 第5回、第6回、第7回:先方の公演スケジュール調整後、時間を確定します。 |
| 活動場所 | 第1回:旧三田図書館 3階 東京都港区芝5丁目28−4 第2回:ニッショーホール 東京都港区虎ノ門2丁目9-16 第3回:KAAT神奈川芸術劇場 神奈川県横浜市中区山下町281 第4回:国立能楽堂 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目18−1 第5回:東京芸術劇場 東京都豊島区西池袋1丁目8−1 第6回、第7回:港区内近郊を予定 |
| 対象 | 下記に該当する方を対象とします。 ①18歳以上の方 ②ご自身で参加が可能な方。 ③原則、活動スケジュールの全日程に参加可能な方 ※対話は主に日本語で行います。 |
| 定員 | 約20名 |
| 活動内容 | 第1回:コミュニティメンバー顔合わせ 第2回:『港区立みなと芸術センター 開館2年前 プロローグ・イベント』鑑賞 第3回: ①クラウド・ゲイト・ダンスシアター(雲門舞集)|チェン・ゾンロン(鄭󠄀宗龍)× 真鍋大度『WAVES』鑑賞 ②シュウ・ジャウェイ(許家維) + チャン・ティントン(張碩尹)+ チェン・シェンユゥ(鄭先喻)『浪のしたにも都のさぶらふぞ』鑑賞 第4回:『1月国立能楽堂ショーケース 清水・箙』鑑賞 第5回:橋本ロマンス×サエボーグ『新作パフォーマンス』鑑賞 第6回:国内の団体・アーティスト等の作品を調整中※ 第7回:シアターコモンズにて国際性のある海外招聘作品等を調整中※ ※先方の公演スケジュール調整後、演目を決定します。 |
| 講師 | 山本浩貴(いぬのせなか座主宰)/相馬千秋(みなと芸術センター開館準備室プログラム・ディレクター) |
| 料金 | 鑑賞にかかるチケット代と交通費は、参加者自身でご負担いただきます。 ※合計で約30,000円程度(学生料金:約18,000円)かかる想定です。 |
| 持ち物 | 活動日当日、現金にてチケット代をお支払いいただきます。 |
| 募集期間 | 令和7年11月7日(金曜日)23時59分まで |
| 申込方法 | インターネットまたは お電話 応募者多数の場合、抽選を行います。 11月14日(金曜日)までにメールにてすべての応募者へ参加可否をお送りいたします。 ※港区内在住・在勤・在学の方優先となります。 |
| 申込・お問い合わせ先 | みなと芸術センター開館準備室 電話番号:03-6809-3631(平日9時30分から17時) |