【『開館2年前 プロローグ・イベント』レポート】開館2年前を記念し、初の大規模イベントを開催!約1,200名が“アートの新拠点”を先行体験

港区立みなと芸術センターm∼m(むーむ)は、2027年11月の開館に向けたイベント「開館2年前 プロローグ・イベント」を2025年11月30日(日曜日)にニッショーホール(東京都港区)にて開催しました。

当日は、m∼m開館に向けた期待や展望について語るトークセッション、ピアノ演奏とドローイングのコラボレーション・パフォーマンスをメインプログラムとして実施しました。さらに、VRエンターテインメント、演劇やレゴⓇブロックのワークショップ、ウォーク企画など、バラエティに富んだプログラムを通じて、来場者は様々な角度からアートを体感しました。

イベント参加者は、延べ人数約1,200名に達し “誰もがクリエイティビティを体験・共有・創造できる”m∼mの可能性をいち早く知っていただく機会となりました。トークとパフォーマンスの参加者からは「愛称の選考過程を知れたことがよかった」、「心が震えるほど素晴らしい時間でした」といった声や、ワークショップ参加者からは「連れて行った子どもを含めて全員の参加者が楽しんでいた」といった感想が寄せられました。
なお、当日の各プログラムの内容については、当サイト等で後日、詳しくお伝えする予定です。

撮影:山口雄太郎

【プログラム】
 [1] プロローグ・トークセッション
   登壇者:サヘル・ローズ、箭内道彦、清家愛 港区長
   モデレーター:相馬千秋
   コラボレーション・パフォーマンス
   出演者:鈴木優人(ピアノ演奏)、鈴木ヒラク(ドローイング)
 [2] VRエンターテインメント
   谷口勝也『バーチャル m∼m(むーむ)』 
 [3] 演劇ワークショップ
   市原佐都子『m∼m(むーむ)で、も~も』
 [4] レゴ®ブロック・ワークショップ
   三井淳平『レゴ®ブロックでm∼m(ーむ)をつくってみよう』
 [5] ウォーク
   案内人:佐藤朋子/今和泉隆行(地理人)
 [6] ネットワーキング・テーブル
 [7] ~砂浜でひとやすみ~出張!みなとコモンズ

【開催概要】
 港区立みなと芸術センターm∼m 「開館2年前 プロローグ・イベント」
 日程:2025年11月30日(日)
 会場:ニッショーホール(東京都港区虎ノ門2-9-16 日本消防会館)
 主催:港区 企画制作:みなと芸術センター開館準備室
 入場:無料(一部プログラムは事前予約制)

【プロローグ・トークセッションでのコメント】

 箭内道彦(クリエイティブディレクター/港区立みなと芸術センター愛称選考委員会委員)
「m∼mという愛称の意味はそれぞれが自由に解釈すれば良いと思います。それはアートとの向き合い方のひとつであり、各々がそれぞれの感覚でこの名前を受け取ることが、まさにアート体験だと感じています。」

 清家愛(港区長)
「社会が大きく変化するなかで、文化芸術は人と人をつなぎ、互いを理解しあうための大切な力を持っています。m∼mで、舞台を観る楽しみ、表現する喜び、誰かと感動や驚きなどを分かち合う時間を体験し、m∼mが人と人をつなぎ、共に生きる力になる場所になることを願っています。」

 相馬千秋(みなと芸術センター開館準備室プログラム・ディレクター)
「以前開催したセンターのシンポジウムを通して、共生とは“砂浜”のように誰しもが好きなタイミングで出入りできる形が理想的だと考えるようになりました。そして劇場は、自分の想像力を違う場所や違う人に乗せられる場所であり、誰かの居場所でもあると思います。」

 サヘル・ローズ(俳優)
「サヘルはペルシャ語で“砂浜”という意味なので、話を聞いて驚きました。“エンタメの持つ力”は人にとって必要なもの。紛争もなく、地雷に怯えることもなく、m∼mのように人が自由に集まれる新しい場所ができることは、決して当たり前のことではないと感じています。」